好きよ 嫌いよ 8

好きよ 嫌いよ 8

 あんまり大きな声じゃ言えないが(ホントはちっちゃい声でも言わないほうが良いのだが)、お取引先にも話の合う方や、じゃないかもしれない方など、様々いらっしゃる。好き嫌いあったって仕方ないさ、人間だもの。

 20数年来のお付き合いで、僕ごとき者でも事務所に顔を出せば、エラく歓迎頂き1時間や時には2時間でも、会話の弾む管理職の方がおられる。業界一筋、施設のことなら隅々までご存じで、商売にまつわる話に始まってすぐに脱線し、後はとめどなくあらぬ方向へと向かう。それがまた楽しい。

 先方にとって、我が社は100を超える取引先の1つに過ぎない。ただし契約が始まって4半世紀、99の業者が変わっても、ウチに限ってはそのままの関係が続いている。
 それを支えるのはもちろん、現場の方が日々積み上げてきた高い仕事の質と信頼だ。70名という、ちょっとした会社より大人数の所属する同施設を束ねる所長さんは女性である。こちらも始めから、不変の存在だ。

 実は彼女の前職は、呑み屋のママ。だからイコールというわけじゃないけど、人のあしらいがずば抜けて上手い。僕などはこのさばきを、「一代限りの芸」と呼んでいる(誉め言葉ですからね)。

 先の管理職の方に留まらず、今や奥様とまで良好なお友達関係を築いている。別に意図的なものじゃない。一つの話の流れから、自然に形成されていったのだ。結果的に職場にも良い循環をもたらしているのだから、大したもんである。

 彼女もそうだが、女一匹、生きていく人たちは僕の知る限り例外なくたくましい。そして人から好かれる”努力”を、怠らない人たちでもある。



それじゃ朝まで付き合うか 悪い女と知り合った
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