東京ブルース

東京ブルース

 ウソをついてはいけない。ことになっている。一方、世の中にウソをつかない人間などいないというのが、嘘のない話だ。

 僕は極力、ウソをつかないよう努力している。正義感からでは決してなく、バレずに過ごす自信がないからだ。
一つのウソには、10や100の言い訳が必要になる。だからウソをつくときは、「これからウソをつくぞ」と十分自覚して、覚悟をもって臨まなければならない。心理学の勉強一つ、おろそかにしたままで真の嘘つきになどなれない。

 「あの人はウソつきだ」と烙印を押される人は、逆説的に正直なのである。打算も策略もなく、その場しのぎに後からバレる、どうでもいいようなウソをついてしまう。こういう素朴な手合いは、嘘つきの風上にも置けない。

 だから僕の場合、ウソをつかずに黙っているか、その話題を避けるよう相手を誘導する。こちらのほうがはるかに卑怯だし偽善的な気もするが、良心の呵責にさいなまれる度合いは少なくて済む。

 隣国では、だます側よりだまされる方が悪いと、幼いころから教育されるそうだ。でもなんか、そういうのも殺伐として日本人の僕には馴染めない。

 他人にウソと気づかせず、結果として誰も傷つけない、真の嘘つき王にオレはなる!?



ウソをつくなら覚悟をもって
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